2017年4月5日水曜日

<IR推進本部>カジノ解禁へ議論本格化 規制の具体策焦点



 政府は4日、カジノを含む統合型リゾート(IR)整備推進本部の初会合を首相官邸で開き、制度設計の本格的な検討を始めた。有識者で作る推進会議の議論を経て、夏ごろに制度の大枠を取りまとめる方針。安倍晋三首相は会合で「クリーンなカジノを実現するため、世界最高水準の規制を導入する」と、カジノ規制を重視する姿勢を強調した。ただ、ギャンブル依存症などの懸念もあり、規制の具体策を打ち出せるかが今後の焦点だ。

 首相はIRによって「全国で経済効果をもたらしたい」と強調。推進会議のメンバーにはエコノミスト、ギャンブルに関する法制度の専門家、公認会計士ら8人が選任された。同会議は6日に初会合を開き、規制のほか、IR区域の認定制度、カジノを監督する管理委員会の組織構成、入場料などのあり方について検討を始める。

 カジノを巡っては、IRへの投資促進や地域活性化など経済効果への期待がある半面、ギャンブル依存症やマネーロンダリング(資金洗浄)への懸念も根強い。政府は既にギャンブル依存症対策の関係閣僚会議を設置し、パチンコ店への入場制限などの議論を始めている。

 カジノ規制についてはシンガポールで依存症患者の入場制限などの先行事例があり、政府はIRの制度設計と並行して検討することで理解を得たい考え。今秋の臨時国会でIR実施法案の提出を目指すが、厳しい規制には運営会社の反対も予想され、規制と経済効果の両立が課題となりそうだ。【松倉佑輔】

 ■IRを巡る想定スケジュール■

4月6日   有識者による統合型リゾート(IR)推進会議が初会合

 夏ごろ   制度設計の大枠取りまとめ一般から意見公募

 年内    臨時国会に実施法案を提出

2018年~ 地方自治体がIR区域申請

  21年~ IR開設

【2017年4月4日22時01分配信 毎日新聞から抜粋】

0 件のコメント:

コメントを投稿